和風中古住宅を購入して自然素材でリノベーションする

玄関ドアは片引きスライディングドアに取り替え。玄関土間の半分を１段下げることによって外のアプローチ部の高さを少なくしました。土間は元々あった庭の玉砂利をとっておいてモルタルに埋め込む左官素地の一二三（ひふみ）仕上げにしました。

なんとか小型車１台を留めるスペースを確保して、植栽や庭石も少し残せました。土留めの擁壁もステップとして活用して、実用的で意匠にもこだわった外構です。

高いブロック塀の内側には、小ぶりながらも立派な和風庭園がありました。しかし駐車スペースの確保のため、実用的な外構にしなければなりませんでした。

しっかりと土留めの擁壁を造り、埋設配管などもやりかえました。

角度がきつくて上りずらかった階段を架け替え。階段の距離を半間（約９０cm）長くして斜度を緩やかにしました。上り切った左側の部屋の入口で段差ができましたが、内部で別の部屋との開口部を設けたので問題はありません。

斜度が急だった真っ直な鉄砲階段を解体して、下３段回り、上２段回りの緩やかな階段に架け替え工事中。

廊下からそれぞれの部屋の入口のドアにペット用ドアを取り付けました。廊下の端にある収納庫にシンクを設置して、便利に使える洗い場を設けました。

奥様が、大正モダンをテーマにして壁紙を選びました。

洋室２部屋の接する壁を開口してつなげました。

フローリングは吉野杉の無垢材の節ありを貼りました。素足でも気持ちの良い床材です。

浴室はタイル張りの在来の浴室からシステムバスに改装しました。冬場でも暖かい浴室が希望でした。

屋根瓦は全面的に面土漆喰工事と瓦留めラバー工事を行いました。事前に雨漏りの状況は把握していたので、その辺も含めての屋根の全面改修を行いました。