普請されたおじいさまから3代目のご息女夫妻がスウィートホームとしてリフォーム

間仕切り襖で仕切られた６畳の和室２部屋を畳からフローリング貼りにして、壁はホワイトの珪藻土を塗りました。
和室ではありますが、ダイニングキッチンに隣接する広いリビングとして利用します。和洋折衷の落ち着いた空間になりました。

１、２、ダイニングキッチンと接する間口を大きく開口して、閉塞感を無くして、動作的にも知覚的にも繋がりを保ったメインスペースとなりました。
３、障子を開けると広縁があります。都市部のロケーションとしてはこの上ない上質な空間です。広縁は暑い夏には陽が差し込むのを防ぎ、寒い冬には暖かい陽だまりをつくります。暑さ寒さをコントロールできて、庭があるので工夫次第で季節感を楽しむことができるとても贅沢な空間です。

壁向きのL型キッチンから、L型対面キッチンに改造。
壁面は建築当初の煉瓦タイルのまま、一部補修して継続使用します。今ではアンティークとも呼べる煉瓦タイルの落ち着いた風合いは撤去するには惜しい存在です。

浴室は1坪サイズのシステムバスを設置。
壁付けカワックは再利用です。
洗面台は間口７５０サイズで、内装も前面リニューアルしました。

うぐいす色の聚楽壁に畳というオーソドックスな和室でした。

浴室は洗い場床より浴槽底面が低くなっているタイプで、現在では少々使いづらい面があったと思われます。