3坪の増築工事

吹田市 I様邸

お子さんが成長し、もう少し住まいに余裕がほしいと3坪増築する事に。明るいバルコニーも増えて大喜びです。

施工事例詳細

今回の工事概要と注意しなければならなかった点は…

この増築工事は10㎡以下なので確認申請は必要ありません。 以前は1階に四畳半の和室が2部屋あり、そこに外壁を撤去してそれぞれ約3帖分増築します。 わずかな増築ですが、やる内容は新築工事とそんなに大差はありません。 増築した2階部分はテラスになるので、しっかりとした防水工事も必要です。

<施工データ>
構造 木造ツーバイフォー 工期 35日
築年数 約25年 工事内容 増築工事
工事面積 3坪 施工費用 400万円
構造 木造ツーバイフォー 築年数 約25年
工事面積 3坪 工期 35日
工事内容 増築工事 施工費用 400万円

掘り方

敷地内をユンボで掘削します。

栗石敷き込み及び転圧

割り栗石とクラッシャーを敷詰めて万遍なく転圧をかけます。
真ん中辺りにある配管は排水が元々この敷地内を通っていたので、そのままの経路でここに掃除口を設けて点検できるようにします。

防湿フィルム施工

地中の湿気が上がるのを防ぐためにフィルムを敷詰めます。

捨てコン・外回り型枠・配筋

防湿フィルムの上に捨てコンクリートを打設して、墨だしをして、外回りの型枠を立ててベース筋を持ち網状に200mmピッチで組みます。
もちろんこの段階で立上り部の鉄筋もベース筋に十分定着させて組んでおきます。

ベースコンクリート打設

基礎の耐圧盤(床の部分)のコンクリートを打ちます。

基礎立上りコンクリート打設

基礎立上り内側の型枠を立ててコンクリートを打ちます。そして土台を固定するためのアンカーボルトを差し込んでおきます。

建て方

いよいよ大工さんの出番です。
基礎の上に土台を引いて、柱・梁と軸組みを組んで行きます。

ホールダウン金物取付

基礎と柱を直接結合する金物です。
昔はこんな金物は無かったのですが、最近は当たり前になりました。
金物も色々と種類が豊富で、我々でも憶えきれないほどです。

外壁、構造用合板貼り

外壁に針葉樹の合板を貼ります。

各処金物取付

火打ち金物、筋交いプレートなど各処に構造金物を取り付けて行きます。

内部造作

いよいよ内部造作が始まります。
壁には各処に筋交いが取付けられました。
床には根太と根太の間に断熱材を入れて、その上から構造用合板を貼ります。

天井・壁 断熱材施工

左官工事 外壁ラス・モルタル

1.構造用合板の上にフェルト(防水紙)を貼り、その上にラス網を張ります。
2.次に鏝でモルタルを壁に塗りつけます(下こすり)。
3.下塗り後、約一週間ほど十分に乾かしてから仕上げ塗りをします。

防水工事

テラスの床と立上りの防水工事です。
先に左官工事で、モルタルで水勾配を付けて仕上げておきます。
その後、十分乾かしてからブライマーを塗布後、養生をして中塗、トップコートと進んで行きます。
床に張っている白いものはグラスファイバーです。
防水の種類はFRP(小型の船などの中に塗っているのと同じです)です。

引渡し後

和室四畳半*2部屋の続き間から洋室8帖*2部屋に変わりました。
左が家族団欒の部屋で右が娘さんの勉強部屋です。

外観

外壁の仕上げはスタッコ吹付けローラー押さえです。
アルミルーフテラスで、雨を気にすることなく洗濯物を干せます。しかもたくさん!!

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